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原点からのつながりで今がある

創業36年

大浦鮮魚店が安芸津町で開店して36年

この秋で37年になります。

私が13歳で中学1年生のことでした

先代の親父が創業者で

開業するにあたり大好きだった釣りをやめ

たくさんあった大事にしていた釣り道具を

すべて人にあげ

道楽はすべてやめると宣言して以来

本当にこのお店一本にすべて捧げてました

私の兄弟は兄と妹の3人兄妹

学校が終われば店に行き

無理やり手伝いをさせられてましたね、、

学校の帰り道に店がありましたから

逃げるににげられなかった、、

家に帰れば

コロッケ用のエビの皮むきを

家族総出でやった日々も

ついこの間のように覚えてます

よく働いた両親で今では尊敬してますが

当時はなりふり構わず

必死でやってましたから

夫婦喧嘩に親子喧嘩が絶えなかった

毎日誰かが怒鳴り合い

ピリピリした日々がつづきました

それでも毎日店を開け

私たち兄妹も店の手伝いをする

どれだけ腹が立っても

親の必死な姿にやらなきゃならない

そう感じていたんだと思います

親父が怖かったのもありますが、、

3度目の手術

その怖かった親父も、もう85歳

手術後のリハビリに励んでいましたが

この度3度目の脊髄の手術を行い

手術は無事成功

一安心しています

家族にとって怖かった親父も

今はすっかり丸くなってます

病床にありながら

後を継いだ私の経営を心配し

優しい言葉もかけてくれます

私が入社したのは21歳の年末

学校をやめて家を出てから約5年半

その間を除くと手伝いしてた学生の間を入れて

30年余り

50年の人生の半分以上が

大浦鮮魚店と共にあります!

親父ともおふくろとも

数えきれんくらい喧嘩してきました

しかし親子というよりも

共に血を流してきた同志です

喧嘩が絶えないと言いましたが

同じくらい笑いもありました

それは家族だけじゃない

これまで一緒に汗を流した

たくさんのスタッフ

両親の代からのスタッフは

高齢でほとんどの方が引退してますが

一番ふるかぶのやっさんは

同級生でもあり

22年間私たち家族と共にあり

すべてを知ってる同士であり

もはや家族のような関係です

これからの大浦鮮魚店

親子とはいえ

性格も考え方も

私は親父とは違います

だけどこの店に注いできた

気持ちと時間は近いものがあります

創業の時の想いも知っています

商品も、お客さんの数も増え

36年の間に色々変化してきましたが

原点は変わりません

今やってることも

すべて原点からつながってます

こうして過去を振り返ってると

当時の懐かしいお客さんの顔が

目に浮かびます

今のお客さんもこうして振り返る日が必ずきます

その時のためにも

後悔のないようにいい仕事をしていきたい

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