美味しいコロッケに一番大切なこと
エビコロッケ
海の町安芸津町は
海の幸、特に牡蠣が有名ですが
海の幸だけじゃない
温暖な気候でみかんやびわなどの果物から
肥沃な赤土で育つジャガイモは
安芸津を代表する特産品です
ちなみにうちの「エビコロッケ」は
赤じゃがだけでつくってます✨
![](https://ourasengyoten.com/wp-content/uploads/2022/06/FD714C81-829D-484B-B771-A5F4048A7AC7-1024x652.jpg)
自分で言うのもなんですが
今まで食べてきたコロッケの中で
うちのが一番うまいね
大浦鮮魚店が開業して以来
30年以上同じ製法で手作りしています
当然一番長くお店に並ぶお惣菜
昨年テレビなどで取り上げていただいてから
いろんな方がお買い求めに来ていただきました
遠くからわざわざ来られる方もいて
たくさんの方に知っていただけました
そうした中で助言もいただきました
「エビコロッケならもっとエビ感出した方がいい」
「エビの身が少なかった」
「エビの殻を使ってもっとエビの香りを出しては」
ふむふむ、なるほど
そう思い色々試しました
変えない理由
試してはみたんだけど
結果はこれまでどおりが一番うまい
うちのエビコロッケは
地物のエビの殻をむき
身だけにして玉ネギ、人参と煮て
出汁をとりジャガイモと混ぜ合わせています
![](https://ourasengyoten.com/wp-content/uploads/2022/06/F6E39BEA-7135-44D8-8EF7-C1510E40A027-1024x726.jpg)
確かにエビの香りがプンプンするような
エビコロッケではない
お客さんからいただいた助言をもとに
改良を試みてみました
エビの量は価格を引き上げるわけにいかないので
そんなに増やせない
そこで殻を使いエビの風味を増せないか
やってみてあらためて気づいたことがあります
それはこのコロッケに一番大事なことは
エビではなくジャガイモだということ
主役は赤土で育ったこの赤じゃがです!
エビの香りが強いと
ジャガイモの香りを感じにくい
エビの旨味が強すぎると
せっかくのジャガイモの旨味を邪魔してしまう
手をかけて不味くすることないよね
赤じゃが以外で作るなら
ありかもしれないけど
赤じゃが100%で作るうちのコロッケには
地物のエビと言えど脇役
身だけから出る品のいい旨味と
かすかな香りで十分で
時々奥歯にあたり噛んだ時
エビを感じるくらいがほどよいです
お客さんの意見は大切で
この先もこのままでいいとは
決めつけてはいませんが
変えない強さも大事
このコロッケで一番味わってほしいのは
安芸津の赤じゃがの味なのだから
変えるにしても
赤じゃがの味をより引き出す方にですね
これもお客さんの声を聞いて
やってみたから言えます
なのでお客さんの声って
やっぱり無視したらいけませんね
今回商品は変わってませんが
赤じゃがとうちのコロッケに対する想いは
さらに深まりました
春の新じゃが届いてます
今年もいい新じゃがが届きました
![](https://ourasengyoten.com/wp-content/uploads/2022/06/01C86F82-127A-45A5-A1AF-671622043945-768x1024.jpg)
掘りたては皮もやわらかくて
たわしで強くこすると皮がむけてしまうほど
![](https://ourasengyoten.com/wp-content/uploads/2022/06/4749B0C8-9C3D-456B-999B-8257694F39A3-768x1024.jpg)
いい色でしょ✨
写真の加工してないけんね!
こういうのが美味しい赤じゃがなんですよ
フライドポテトにするなら
やさしく水で泥を落とし
皮ごと切って揚げるのがいいよ!
![](https://ourasengyoten.com/wp-content/uploads/2022/06/88244734-9DDB-40BB-AB50-9F8A9CB46780.jpg)
この赤じゃがを届けてくれたのは
![](https://ourasengyoten.com/wp-content/uploads/2022/06/09CB866D-ED83-4B0E-B78A-A78F69B5F8BE-1024x515.jpg)
安心安全野菜にこだわる「キャロリ」さん
![](https://ourasengyoten.com/wp-content/uploads/2022/06/2FDBE29E-D975-4F31-A71A-5C388BE03D56-768x1024.jpg)
またいいコロッケができそうです!
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