俺って何者なんじゃろ?
「職業はなんですか?」
そう聞かれると
「魚屋です」そう答えてます
店舗の名前も
「大浦鮮魚店」ですし
たしかに魚屋です!
しかし最近
魚屋ですと言いながら
違和感を感じてます
というのも今の仕事内容は
純粋に魚を売ることよりも
それ以外のことが
明らかに多いい
28年前実家に帰り
家業の大浦鮮魚店に入社したときは
まぎれもなく
純粋な魚屋でした
魚を買いに来るお客さんに
量り売りし
親父は車に魚を積んで
豊栄町周辺で行商
家族もスタッフも
一日中魚をしごうしてました
「しごうする」とはさばくの意味です
これは広島弁ですね
「魚をさばく」ときに
「しごうする」と言いますね
最近使う人が減ってますから
若い世代は知らない人も多いかも
ちなみに
相手を威嚇するときにも
使われてました
例えば
「わりゃしごうしちゃろうか!」
「仁義なき戦い」での松方弘樹!
こんな風にこれを言われたら
魚の話ではありません!
威嚇されてますのでご注意をw
脱線しましたが
話を戻します
コロッケなどの
お惣菜は多少作ってましたが
とにかく魚でした
それから仕出し料理を
依頼されるようになり
そちらにも力を入れてきました!
今も仕出し料理は力を入れてますが
魚屋業界は
ずいぶん変化したと思います
需要の変化と
業界の変化があります
魚を量り売りで
そのまま購入して
自分でしごうする
という方が減りました
刺身にするのはもちろんで
煮たり焼いたりするところまでして
はじめて商品になります!
常連さんの中には
朝魚を見て
「昼までに煮つけといて」
そんな方も少なくありません
子持ち鮎の甘露煮
業界の変化もあります
自然環境の変化で
漁獲量が年々下がってます
そのうえデフレで
価格転嫁されない状況に
結果採算があわず
やめていく漁師さんも多いです
おまけにコロナでの
社会の変化が大きかったですね
その影響というのがいいのか
そのおかげというのがいいのか
求められること
できること、できないこと
やりたいこと
毎日スタッフやいろんな方と
話し、考え、実行してるうちに
気が付けばうちの仕事は
ずいぶん変わりました
最近のお客さんから見れば
お弁当屋さんに見えてるようですし
地物の天然鯛で作る「油淋鯛弁当」
毎日色んなお弁当やお寿司を作り
コーヒー屋さんとコラボで
ハンバーガーを作ったり
「十字屋珈琲焙煎店」さんとのコラボイベント
魚屋の枠じゃないね
最近は広島のマルシェにも
呼んでいただいたり
広島の友人も駆け付けてくれました!
地元で芋ほり体験があれば
コロッケを作りに行ったり
安芸津町の赤土で育った新じゃがを
収穫してコロッケに
魚屋なのか
お弁当屋なのか
料理人なのか
イベント好きのおっさんなのか
いったい何者なんじゃろうか
何者と言えば
みんながしっくりくるんでしょうかね
もしかして変なおじさん
職業 『大浦充弘とゆかいな仲間たち』
で良いんじゃないでしょうか?
いいですね⤴